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第7回消防設備雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社消防設備研究所、更新担当の富山です。

 

 

🔥【シリーズ7】家庭でできる火災予防 – 身近な危険を知ろう

~「うちは大丈夫」と思っていませんか?火災はすぐそばにある~

今回は、日常生活の中で見落としがちな「家庭での火災予防」についてお話しします。

火災と聞くと、「古い木造住宅」や「飲食店」など、特別な場所で起きるものだと思っていませんか?
実は、火災の多くは一般家庭から発生しており、誰の身にも起こり得る危険なんです。

今回は、“身近に潜む火災の原因”と“家庭でできる予防法”を、実際の事例とともにわかりやすくご紹介します。


🏠 家庭火災の主な原因とは?

 

消防庁の統計によると、家庭内の火災の原因で多いのは以下のようなものです。

1. コンロ・ストーブからの出火

調理中の“うっかり消し忘れ”や、ガスコンロ周辺に置かれた紙類やタオルへの引火。
特に冬場は、ストーブの近くに洗濯物を干していて火がつくケースが多発します。

2. 電気コードのトラブル

コードが家具の下敷きになって傷んでいたり、延長コードに複数の機器を差し込み“たこ足配線”になっていたりすると、発熱・発火の原因に。

3. タバコ・ライターの不始末

火が完全に消えていないままゴミ箱に捨てたり、子どもが遊んでいたライターで火遊びをしてしまったり…。
“少しの油断”が大きな被害に直結します。


🔍 身近な危険をチェックしよう

 

自宅を「防火の目」で見直すだけでも、大きな事故を未然に防ぐことができます。

✅ コンロ周辺に可燃物を置いていないか?
✅ 電気コードが古くなっていないか?
✅ コンセントにホコリが溜まっていないか?
✅ 寝室やリビングに火災警報器は設置されているか?
✅ ライターやマッチは子どもの手の届かない場所にあるか?


🧯 家庭でできる火災予防の習慣

 

1. 調理中はその場を離れない
電話が鳴った、子どもが泣いた…つい離れがちですが、「火のそばを離れない」が鉄則です。

2. 電気製品のコンセントはこまめに抜く
使わない家電は、コンセントごと抜いておく習慣をつけましょう。
見えないところで起きる「トラッキング現象」(ホコリによる発火)も要注意です。

3. 家族で「火災予防ルール」を共有する
「子どもにライターは触らせない」「寝る前に電気毛布の電源を切る」など、家庭内の約束事を決めておくことも大切です。


🧠 もし火災が起きたらどうする?

 

火災は、初期段階での対応が重要です。
家庭には簡易消火器やキッチン用の消火スプレーを1本備えておきましょう。

また、万一に備えて家族で「逃げ道の確認」「非常持ち出し袋の準備」「避難経路の共有」も忘れずに。


🔚 まとめ:火災予防は“意識”で変えられる!

 

火災は、どんな家でも、どんな人でも起こる可能性があります。
だからこそ、「うちは大丈夫」という過信を捨て、ちょっとした意識と習慣の見直しを今日から始めてみましょう。

あなたの家族と暮らしを守るのは、他でもない“あなた自身”の火災予防意識です。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

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