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第11回消防設備雑学講座

皆さんこんにちは!

 

石川県白山市を拠点に主に消防設備工事を行っている

株式会社消防設備研究所、更新担当の富山です。

 

 

🚒 消防法と建築基準法の関係

 

 

🔎 消防設備工事と法律の関わり

 

消防設備は単なるオプションではなく、法律によって設置が義務付けられている設備です。

なぜなら、火災が発生したときに人命と財産を守るためには、確実に作動する消防設備が必要だからです。


この義務を定めているのが「消防法」と「建築基準法」です。


📜 消防法とは

 

「消防法」は、火災予防・消火活動・避難誘導などを目的として定められている法律です。

建物の種類や規模、用途に応じて必要な消防設備を設置することを義務付けています。

消防法で定められる例

  • 自動火災報知設備(病院や学校など人が多い施設に必須)

  • スプリンクラー設備(ホテルや高層建築物などに設置)

  • 消火器の設置基準(ほぼ全ての事業所に必要)

消防法は「人命保護」を最優先に考え、建物の利用状況に合わせて細かい基準を定めています。


🏗 建築基準法とは

 

一方の「建築基準法」は、建物を安全に建てるための法律です。

耐震性・耐火性・避難経路の確保など、建物そのものの構造や安全性を規定しています。

建築基準法で定められる例

  • 耐火建築物や準耐火建築物の基準

  • 避難階段や非常口の設置

  • 防火区画の設計(延焼を防ぐための区切り)

つまり、建築基準法は「建物をどう作るか」に重点を置き、消防法は「火災発生時にどう守るか」に重点を置いているのです。


⚖️ 両方の法律の関係

 

消防法と建築基準法は「車の両輪」のような存在です。

  • 建築基準法 → 建物自体の安全性を確保

  • 消防法 → 火災時の安全性を確保

この2つを満たして初めて、安全な建物として利用できるのです。

例えば、高層ビルを建てる際には建築基準法で防火区画や避難経路を整備し、消防法でスプリンクラーや非常放送設備を設置します。


💡 まとめ

 

消防設備工事を行う上で「法律を守る」ことは絶対条件です。

建築基準法と消防法の両方を理解し、正しく設備を整えることで、人々が安心して利用できる建物が完成します。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

石川県白山市を拠点に主に消防設備工事を行っております。

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